EAの開発やってるよ!

〇〇〇ゲームで〇〇T

 

札束

ゲームでお小遣い稼ぎ?

最終的にはこの方法で一番稼ぎました。

オンラインゲーム自体プレイした事がなく、なにそれ?普通のゲームと何が違うの?という具合に、全く知らない世界でした。

それがどうやら、そのゲームで稼げるらしいという事を小耳に挟みまして、
もちろん私は「一回やってみよう!」と、いつもの様に実践してみました。

先にお断りしておきますが、ここからすごーーーく長いです。笑

どこがキャッシュポイントになるのか?

ゲームしてお金が稼げるなんてプロゲーマーやゲームメーカーで働く人くらいだと思ってました。しかし、これも世間に普及してきたインターネット環境がそれを可能にしました。

そのスキームを説明します。
紛らわしいので、ゲーム内で流通する仮想通貨をバーチャルマネーと呼び、それの呼称と単位を「VM」、リアルマネーを「円」と表記します。

ゲームをプレイしてキャラを育ててモンスターを倒します。すると、倒したモンスターがアイテムやVMを落とします。その獲得したアイテムを収集して街で売ってVMにして貯めていきます。

ゲーム内ではプレイヤー同士でアイテムやVMの交換ができます。
つまりVMの授受が可能です。

ここがキャッシュポイントです。
では、具体的に説明します。

ゲームを進めていくと、誰も皆、強い武器や防具を装備してよりゲームを有利に進めたくなるものです。しかし、レアアイテムを買う為には巨額のVMが必要です。

さてどうしますか?

地道にひたすらモンスター討伐を繰り返してVM稼ぎをするか、または討伐したモンスターが0.2~0.4%の確率でレアアイテムを落とすまで討伐を繰り返すのが真っ当な方法です。
ただ、一回の討伐で得られるVMが数千~数万VMに対して、レアアイテム1個の取引相場は数百万~数千万VMです。装備一式を揃えようと思うと、途方も無いくらい時間が必要です。

そこで「RMT」の利用です。

RMTとはリアルマネートレードの略です。
「ゲーム内の仮想通貨をリアルマネー(日本円)で売買してしまおう」
と言うわけです。

ですが、支え合いといいますか、ゲーム内では富豪や貧民ですが、現実世界ではそれぞれがその逆だったりします。「円」は持ってるけど「VM」をあまり持っていない人が、「円」が欲しい「VM」億万長者と出会うという図式が出来上がっていることが往々にしてあります。互いに足りないもの補い合う関係です。綺麗な需要と供給と言えますね。

そこで、自分がその供給側になって稼ごうというわけです。

キャラクター育成とモンスター討伐に手間がかかる

このお小遣い稼ぎの全体のスキームはわかりました。ただ、私はオンラインゲームをプレイした事がなかったので、普通にアカウントを作成して、一度そのゲームの環境や世界観を体験してみることにしました。
キャラクターを作成して、一通りのチュートリアルを終え、さっそくモンスター討伐に向かいました。ドラクエでもそうですが、当然レベル1のキャラは弱いです。稼げるくらいのレベルまで育てるには数十時間を要します。
その当時の私は学校・アルバイト・遊びで忙しく、お小遣い稼ぎ候補とは言え、ゲームにそこまで時間を割けないなぁと感じました。

素晴らしき需要と供給の世界

この「オンラインゲームで稼ぐ」という方法は現実的に無理なのではないか?
と思い始めていました。

なんか良い方法はないかと探していると、詳細は割愛しますが、「育成代行」という、10,000~15,000円でキャラクターを指定のレベルまで数日でレベルアップしてくれるというものを発見しました。
少し躊躇はしましたが、もうこれは騙される可能性も含めて必要経費と割り切って、レベル40まで育成してもらう依頼を出してみました。

それから5日後、ちゃんと指定レベルになって戻ってきました。おそらく自分でプレイしてたら、きっと1カ月程度はかかっていたと思います。
それを任せられるって素晴らしいサービスです。

あとは、このモンスター討伐を自動化できないものか・・・な?

ありました。笑

あるもんですね。それを利用しない手はありません。
これも詳細は割愛しますが、要は自分のキャラにどういう行動をさせたいかを、予めプログラムし、それを自動で指定したとおりに動かせるというツールがありました。このツールがあれば、私が寝ている間も、遊んでいる間も、彼女とデートしている間も、24時間休まずモンスター討伐からアイテム収集、果ては収集したアイテムの売却まで、RMTをする為に必要なゲーム内での動作全てを行ってくれるという代物です。

さっそく導入し、そのツールのパラメータ調整から動作確認までを入念に行いました。

ん?・・・あれ?考えてみると、

オンラインゲーム=FX
ツールのパラメータ調整=EAのパラメータ調整
動作確認=バックテスト

・・・って、何かのご縁でしょうか?今も同じ様な事していますね。笑

EAのパラメータ調整に比べると、その自動ツールの調整はなかなか難しかったです。普及しているツールではないので、インターフェイスの様なものがなく、直接プログラミングの中身を書き換えて調整するといった感じでした。

何はともあれ、ついに準備OKです!

どの程度の利益が見込めるか?

稼動の前に、どのくらいの利益が見込めるか計算して今後の計画を練ります。

ということは、私の大好きな皮算用の時間です。笑

まず、その仮想通貨がどれくらいの単価で取引されているかです。
これについても少し調べればすぐにわかりました。ここは需要と供給の世界、ちゃんとRMTの情報交換サイトが存在していました。そのサイト内では、売りたい人または買いたい人が、売買の条件を書いたスレッドを立ち上げて相手からのレスを待つ、といったシステムでした。
そして、その当時のVM取引相場は「1,000,000VM=360円前後」でした。

1カ月間自動でキャラに狩りをさせて稼げるVMが約300,000,000VM(3億VM)でしたので、1カ月で300セットのVMが用意できます。
VM 300セット × 1セット単価 360円 = 108,000円!!!

かかる経費は、育成代行費、ゲームの1カ月プレイ料、その他で合計約25,000円。

ということは、
売上108,000円 - 経費25,000円 = 83,000円

育成代行費は最初だけ必要な経費なので2カ月目からは不要です。

と、なると、
つまり2カ月目からの純利益は 98,000円!!!

こうなってくると、もうワクワクが止まりませんでした。笑

稼動と収入と加速

RMTをするためには、ある程度まとまった量のVMが必要になります。
売買できるほどのVMが貯まるまで約1カ月程度必要なので、毎日キャラクターが指定したとおり動作しているか、ツールの設定に不備はないかなどをチェックしながらワクワクしながらその時を待ちました。

1カ月経ち、ようやくある程度のVMが貯まったので、予め見つけてあったRMTの情報交換サイトに「VM売ります」と、条件と共にサイトにスレッドを立ち上げました。

内容は簡潔に
「VM売ります。在庫:3億VM。単価:100万VM当たり360円。単位:100万VM」

こんなの本当に買う人いるのか?などと考えていた翌朝。
さっそく私のスレッドに一人の方がレスをくれました。

「全部買います。」

震えました。

こんなに簡単に、しかもただのゲーム内の仮想通貨に10万円も払う人が実際にいる!!
今まで自分がどれだけ視野の狭い人間だったか思い知らされました。

こうなってくると、VMを集めるキャラクターを量産すれば、
「キャラクターの数 × 98,000円」で利益が膨れ上がることが想定できます。
しかも、育成代行と自動ツールという最強セットがあるので、キャラを容易に量産でき、更にその全てに自動で狩りさせられます。もうワクワクが止まりませんでした。笑

さっそくキャラを5体追加作成し、全て育成代行→自動ツールの流れで同時に稼動させました。

売りに出せば必ず翌日、早ければ数時間で買い手がつきます。
完全なブルーオーシャンです。

キャラクターが6体になると、在庫が増えるスピードも6倍になったので、スレッドに書き込むだけでは売却が追いつかなくなりました。ですので、自分なりに考えて、一度購入してくれた買い手のメーリングリストを作成して在庫ができたらメール送信したり、二度目の購入者には値引きしたりして顧客の囲い込みをしていました。そうすると、リピーターが付いてきて、買い手の方から「vm100セット欲しいんですが在庫ありますかー?」といった注文が次々に入り、飛ぶように売れていきました。売れすぎて、常に順番待ちをしてもらうといった状況でした。

6体 × 8,3000円 = 498,000円!!!

この金額、実際に稼げていました。
狩りの成果に左右されますが、伸びれば1カ月80万円の利益が出ることもありました。

ですが上には上がいるもので、本格的にRMTをしていた方の話ですと、1カ月で300万円~400万円の利益を何回か出しているとのことでした。普段の生活の空き時間でRMTをしていた私はそれを聞いて夢が広がったのを覚えています。

そして終焉へ

私の場合、始める時期が少し遅かった様で、このRMTもだんだん下火になってきました。

というのも、私がRMTを知って始めた少しあとには、他のいろんなオンラインゲームが出てきました。その影響で、私が稼ぎ場としていたゲームのプレイヤー達が他のゲームに散っていきました。その結果、プレイヤー数が激減し、当然それに比例してVM相場も「VM1セット≒150円」まで冷え込んできました。更に、ゲーム運営会社の自動ツールの取り締まりが強化され、ゲーム内でもVMを稼ぎにくくなり、最終15体までキャラを増やしても月の収入は25万円も届かないくらいでした。その後も、プレイヤー数減少と取引相場下落の悪循環は止まらなく、1カ月の利益が10万円弱まで落ち込みました。

15体までキャラクターが増えると作業が結構増えます。なので、10万円程度稼げても労力対利益で考えると、あまり旨みもなくなったので手仕舞いしました。

この後しばらくして、FXと出会いました。
この経験をした私にとって、FXの自動売買は、これの延長線上の様に思います。

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